防音室はテクニカル・サウンドへ

テクニカル・サウンド
必要な防音を考える

防音にはコストが凄くかかるとおもっていませんか?
もちろんしっかりした防音室・音響室を設置するには相当のコストはかかりますが、防音の中でも「簡易防音」といった手段があります。
例えばマンションでは元々建物が頑丈なコンクリートで建てられているので、外壁に関しては本来持っている遮音性能は高いので、建築物の遮音性能を考慮に入れて防音工事をすれば、その分コストを抑えることが可能となります。

マンションにおける遮音性能

マンションはコンクリートの隔壁と考えることができ、遮音性能は概ね壁の厚さで測ることができます。

マンションの性能 ※図中の数値は500Hz時の減衰量

 

一戸建てにおける遮音性能 ※500Hz時の減衰量

一戸建て住宅に関してはマンション程はありませんが、工法、材質によっておおよそ以下のような遮音性能を持っています。

つまり、一戸建て住宅も建物全体としてはある程度の防音性能があります。
しかし、ドア・窓・引戸や障子などの建具には建物程の遮音性能は無く、防音に関してのウィークポイントとなって全体性能を下げ「音が逃げる」状態となっている場合があります。

上記の図のように、建物が本来もつ遮音性能を上手に利用し、必要な部分の防音性能を引き上げ、楽器に合わせた防音・音響効果を施すものが「簡易防音」です。