各部位の防音施工レベルには段階があり、求める性能によってかかるコストが変わってきます。
お住まいの住宅の性能を見極め、必要なところに必要な施工を施すことによってコストパフォーマンスを高めることが可能となります。
部位別にみる簡易防音の施工レベル
以下は、部位別に遮音性能と音響性能を段階化したもので、1番より4番の方が効果はありますがコストがかかり、すべて最高水準となりますと、これは「防音・音響室」設計となります。しかし音に弱いところを強化し、例えば「演奏時間は夜8時まで」という運用面でフォローをすることによって、必要な防音性能を満たすことができる場合があります。
遮音効果 (施工レベルと効果)
施工レベルは番号で表しています。高い番号ほど効果はありますが、コストもUPします。
1.インシュレーターを取付ける(ピアノ別専用インシュレーター) 2.吸音効果のあるカーペットに貼りかえる(吸音効果のみ) 3.ピアノ架台設置(ピアノの個体振動カット・共鳴盤の空気伝播音のカット) 4.床全体の防振床(階下に対しての個体振動・空気伝播音のカット) |
1.マンションの場合、無しでも可能な場合があります(マンションの構造による) 2.一部の壁を遮音する(アップライトの背中面を遮音補強。近隣面の壁を補強。個体振動音少し減少) 3.壁に遮音材を増貼する(壁全体の遮音性能を上げる。個体振動は残る) 4.壁全体を性能に合わせて遮音する (必要遮音性能に合わせて遮音壁を造る。個体振動音もカット可能) |
1.マンションの場合、無しでも可能な場合があります(マンションの構造による) 2.天井に遮音材を増貼する(天井全体の遮音性能を上げる。個体振動音は残る) 3.壁遮音に合わせて天井も遮音する (必要遮音性能に合わせて遮音天井を造る。個体振動音もカット) |
1.既存のドアに戸当り・パッキン類を取付け、密閉度を上げる(高域の音を少し軽減できる) 2.既存ドアに吸音材を取付け、吸音処理による性能向上(中高域の音を少し軽減できる) 3.防音ドアに取り替える(ドアの性能にあった防音効果が得られる) 4.2重防音ドア仕様にする(1重より高遮音が期待できる) |
1.既存の窓のガラスを厚いガラスに交換する(ガラスの厚み分性能が上がる) 2.2重サッシにする(遮音効果を壁の性能に近づける事で全体性能の向上) 3.2重サッシに空気層を設けて壁と同じ遮音性能にする(部屋全体が同一性能となる) 4.窓を、壁・FIX等遮音効果の高い状態に変更する(遮音性能は格段と向上する) |
1.カーペットに貼りかえる(高域の吸音効果あり) 2.フローリング・ピータイルに貼りかえる(響きを造る) |
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1.吸音材の取付(必要な響きを残しての吸音処理) 2.拡散・散乱材の取付(響きを造り、演出もしてくれる) |
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1.吸音しにくい低域の吸音処理(影響の少ない所で処理する) 2.低域から高域までの吸音処理(天井での処理が容易である) 3.拡散・散乱材の取付(響きを造り、演出もしてくれる) |
建物が本来もつ性能を見極め、楽器の特性と運用を照らし合わせて検討することが大切です。
テクニカル・サウンドでは「簡易防音」のご相談も承りますのでお気軽にご相談ください。